0歳児入園のリアル 保育園に通うってこんな感じだった その3
入園前のあれこれと、幼稚園への転園について
ここでは、入園前にいだいていた心配ごと、保育園のありがたさ、幼稚園に転園するかどうかについて、まとめてあります。
入園前の心配ごと
入園前には、いろいろと心配ごともありました。
なにしろ、生まれたての赤ちゃんを保育園にかよわせるわけです。心配するのが普通というもの。
ふたり目であっても、上の子が楽しく幼稚園にかよっていても、親としては心配や不安がつきませんでした。
入園前にいだいていた心配や不安と、かよわせてみて実際のところはどうだったのか? についてまとめてみました。
不安になって泣いちゃうんじゃないか?
生まれたてホヤホヤの0歳児。
人生で一番ちいさくて、か弱い時期です。
親の姿が見えなくなったら、泣いてしまうにちがいない。
上の子の幼稚園でも、親と離れられず、教室の入り口でしくしく泣いている子をよく見かけます。
幼稚園児よりもずっとちいさい赤ちゃんが、不安でないはずがない……そう思っていました。
結論から言いますと、全然泣きませんでした。
もっと言いますと、入園してから数ヶ月たった今日まで、ただの一度も朝の送りで泣いていません。
おそらく、入園した時期がよかったんだと思います。
入園したのが8ヶ月、10ヶ月とかだったら泣いていたかもしれません。
しかし、月齢が低かったニコは、こちらが拍子抜けするくらい、スムーズに通園できていました。
0歳児でも、月齢が高い子はさみしがって泣いている子もいましたね。それも1週間たたないうちになくなりました。
上の年齢では、入園してから1、2ヶ月たっても入口で泣いている子を見かけました。
けれども、同じ時期の0歳児クラスの子は、みんなふつう。まったくと言っていいほど泣いてない。
先生も「0歳さんは、すぐ慣れるんですよ」なんて言っていたくらいです。
まだ、はっきりとした自我をもつ前だったようで、ニコはあっという間に保育士さんになれてくれました。
通園して2ヶ月たつころには、保育士さんに手をのばし、自分から抱っこしてもらおうとしていたくらいです。
入園前、あんなになやんだのに。預けるのはかわいそうかも、なんて思ってたのに……ただの心配し過ぎでした。
家族のふれあいが減ってしまうのではないか?
これも、まったく根拠がない心配でした。
1日のうち、家にいるより園にいるほうが長くても、赤ちゃんは家や家族が大好きです。
迎えにいけば、うれしそうな顔をしますし、夕飯の支度をしている間は、上の子にかまってもらってケタケタと笑っています。
夜や土日は、それこそべったり過ごしているわけで、さみしいという感じは全然ありませんね。
それに、入園してからすぐは、ちょくちょく風邪や感染症をもらって帰ってくるので、そのたびにお休みをしています。
1週間まるまる欠席することもあって、むしろけっこう家にいる気がしています。
ふれあいは、十分すぎるほどできます。なにも心配することはありませんでした。
子どもの「初めて」を見逃してしまうんだろうな
親としては、子供の「初めて」を見たいですよね。
初めての寝返り、初めてのお座り、初めてのハイハイ――。
できれば「初めて」の瞬間をこの目で見たいし、動画にだって撮っておきたい。
保育園に入れてしまうと、こういった「初めて」を親が見ることは、ほとんど期待できません。
運良くお休みの日にやってくれれば、見れるかな……という感じです。
でも、これはもうふっきるしかない。
そもそも、保育園に預けずにいたとしても「初めて」を見逃すなんてザラにあります。
上の子のイチが、そうでした。
オムツを取ろうとちょっと目を離したスキに、寝返りをしていたり。
なんか気配が変わったなとふり返ったら、ふつうにお座りしていたり。
たまにはお願いと旦那に預けて美容院にいったら、「でんしゃ」ってしゃべったよと報告されたり。
生まれてから幼稚園に入園するまで、ほとんどわたしと一緒だったのに、もう笑えるくらいタイミングが合わなかった。
でも、べつにそれでOKでした。
「初めて」を見逃したことより、「できた」というよろこびのほうがずっと大きかったです。
ついこの間、ニコの初めてのつかまり立ちをまたも見逃し、旦那から「できたよ」という報告を受けましたが、ふつうにうれしかったですね。
どうやら、これもなやむ必要がないことだったようです。
入園前は知らなかった 保育園のありがたさ
幼稚園はわかってきたけれど、保育園は初めてだったわが家。
保育園の評判は、かよわせている園によって千差万別。びっくりするほど評価がちがいます。
けれど、かよわせてみて、ほぼ専業主婦状態のワンオペだったイチのときと比較して、保育園はどうなのか? についてまとめてみたいと思います。
0歳児でも、体験できるイベントがいっぱい!
まず、なによりもこの差が大きい。
イチのときも、公園に行ったり、児童館に行ったり、たまには大きな駅まで遠出してみたりと、自分なりに変化を作ろうとしていました。
――が、やはりプロとの差は大きかった。
朝のお散歩にはじまり、音楽をたのしみ、ダンスをたのしみ。日替わりの食事をたのしみ。
ときに小麦粉ねんどをさわらせてもらい、べつの日にはボディペインティングなんかしちゃったり。
0歳のときのイチとは、比較にならないほどの体験をさせてもらえています。
また、おともだちがいるというのも、環境としてはとてもいい。
赤ちゃんなりに、波長が合う子がいるようで、「最近は、ふたりでぴったりくっついて動いてますよー」なんて言われて
なにそれ、かわいい。めっちゃ見たい。
という熱い気持ちがおさえられません。
イベントのおたよりが届くたび、「保育園に入れて、本当によかったなー」としみじみしています。
育児の孤独感が消える!
イチのときは、ほぼワンオペ状態で回していたわが家。
子どもにべったり張りついての育児だと、会話の内容はどうしても子どものことばかりになります。
帰ってきた旦那に、今日のイチはこうだった。イチがこんなことできたと報告してみても
「ふーん、そうんなんだ」
「いま、仕事のメールしてる(スマホ ぽちぽち)」
「帰ってきてすぐ、そんなにしゃべられてもわかんないよ」
と、まあつれない。
じゃあ、時間たってから……と待っていたら、テレビをつけたままソファでぐーぐー寝ていたり。
それなら土日にと待っていたら、飲み会 or 勉強会 or 急ぎの仕事 で外に出てくると言われ
じゃあ、どこで話せばいいんや!!
となっていました。
(ワンオペ1年で大ゲンカした)
保育園にあずけて数ヶ月、「あのときの育児の孤独感はどこへ?」と首をかしげるくらい、きれいサッパリ消えてなくなりました。
できたことがあれば、担任の先生といっしょによろこべます。心配なことがあればいっしょに考えてくれます。
「先生。ニコは手の力が強いのか、さわれるところをあっちこっちひっかいちゃって……」
「あー、わかります! この間もスネのところをぎゅーってにぎってるなと思ったら、ひっかき傷つくってました」
「ですよね! 深爪気味に切ってもなおらなくて……どうしたらいいですかね?」
「(爪を見ながら)全然伸びてないですもんね。そのうち、本人も痛いってわかってくると思いますので、いまはちょっと注意して見ていくしかないですねー」
この受容と共感からはじまるコミュニケーション。
これを、これを……求めていたんや!
やっぱり、子どものことで相談できる人が近くにいるとちがいますね。
専業ワンオペのときと比較すると、保育園にかよっているいまは、精神的にずっと楽です。ホント最高。
子どもにとって頼れる人が増える!
最後はこれです。
保育園にかよわせると、子どもが頼りにできる人が一気に増えます。
典型的な核家族であるわが家では、親が風邪でたおれた途端、なにもかもが回らなくなります。
お姑さんは飛行機の距離だし、お舅さんは天国。
うちの実家は、両親ともにまだ働いていますから、気軽に呼び出すわけにも行きません。
風邪で両親がたおれたときでも、子どもたちを保育園と幼稚園に連れていきさえすれば、ちゃんとお世話をしてくれる人がいる。
親はボロボロでも、子どもたちだけは元気に過ごせている。この安心感といったらないです。
うちは、園以外にもベビーシッターさんを積極的に活用しています。
「いざとなったらあの人に来てもらえる!!」と思えるのとそうでないのでは、気持ちが全然ちがいます。
満4歳から幼稚園に転園する? しない?
いいところに入れたのか、最高の保育園生活を送っているニコですが、幼稚園に転園ということも考えています。
これについては、それぞれの家庭の状況と勤務環境次第でしょう。
しかし、うちと同じように満4歳(つまり年少さん)から幼稚園に行かせるかどうか? で悩んでいる人もいるかと思います。
保育園と幼稚園の状況にもよりますが、うちはたぶん転園します。
理由はこうです。
- 保育園が小規模園で1クラス10人いない。小学校での集団生活になじめるか不安。
- 保育園の設備が最新式で、とてもきれい。小学校のトイレとの差が大きくて心配。
- 待機児童が多い区で、移動できるなら会社員フルタイムの人のために枠を空けたい。
- イチが通っている幼稚園では、あえて和式便器を設置していて、小学校に入学する前に練習期間が設けられている。
- 幼稚園で延長保育、冬季、春季、夏季保育をやっている。
- 幼稚園で習い事ができる。園が終わってから、そのまま教室を移動するだけでOK。
- 幼稚園の近くに、小学生の習い事教室や塾が密集していて送り迎えが楽。
- 習い事の種類によっては、小学生になっても通える。イチとニコをいっしょに迎えにいくことも可能。
- イチが通っているので、幼稚園グッズがそろっている。(一式をゼロからそろえると5〜7万)
最近の幼稚園では、延長保育をしていたり、園内で習い事ができるところが増えてきています。
ここは近隣にある幼稚園や、通っている保育園によって、内容がわかれる部分ですね。
保育園でも習い事ができる場所が出てきていますし、どこでも絶対に幼稚園がいいというわけでもないでしょう。
イチがかよっている幼稚園は、保育園にくらべて、突然の休園や保護者会、PTA活動など、時間を圧迫されることが多いのも事実です。
転園させれば、保育園にかよわせているときより、年間の実働時間は確実に減ってしまう。
しかし、希望している幼稚園には、それを上回るメリットがあります。
それに、うちは営業時間がない自営業なので、緊急事態のときは、真夜中に仕事することだってできます。
0歳児のいまは、預ける選択肢が保育園しかありません。
しかし、満4歳の年になれば幼稚園も選べますから、うちが移動して枠を空けるのがいいのかなと考えています。
そのためには、ニコが幼稚園にあがるまでに、仕事と収入を安定させなければいけません。
なので、いまはがんばって働いて、仕事を増やしていこうかと思っています。
終わりに
書きはじめたときは、こんなに長くなると思わなかった0歳児入園のリアル。
かよっていれば、良いことも悪いことも出てきますが、「保育園に入れて、本当によかった!!」という結論には変わりがありません。
入園資料の提出期限が近づいてきているこの時期、心配したり、なやむことだって出てくると思います。
保育園に関しては、暗いニュースが流れることも多いので、ついあれこれ考えてしまいますよね。
でも、ほとんどの保育の現場では、先生たちが子どもたちをしっかり守ってくれているのも事実です。
この数年で、保育園の事情は大きく変化しており、その数も確実に増えてきています。
なにごとも、いきなり全部を改善するのは不可能。ですが、すこしずつ状況がよくなってきている実感があります。
これから、さらによくなっていって欲しい。そして、ひとりでも多く、希望の園に入園できるようになって欲しい。
そんな風に願っています。
上の子が描いた「陣痛中のママ」がなかなかリアルだった
お絵かきが上達してきた上の子
今日は親バカ記事です。
記事中で上の子、下の子と表現するのが面倒になってきたので、今後は上の子をイチ、下の子をニコ(どちらも仮名)と呼ぶことにします。
幼稚園に通いだしてから、お絵かきがうまくなってきたイチ。
先日、こんな絵を描いたので、思わず写真に残してしまいました。
題して、「陣痛中のママ」
けっこうな迫力です。
画像の中央で歯をくいしばり、「痛い、痛い」とさわいでいるのがママ(わたし)。
ママのとなりで、さも心配そうに見ているのがパパ。
このいかにも肩身がせまそうな感じもリアルです。
そして、右にあるタテ棒1本でタクシーを表現。
ピカソもびっくりのシンプルな描写。
うちの子、天才かもしれない。
イチの絵は、すごく好きなので、アイコンにもしています。
これから成長していくにつれ、アイコンの姿も変わっていく予定。
どんな絵を描いてくれるのか、いまから楽しみです。
0歳児入園 入園後に気づいた 保育園見学、保活で聞いておけばよかったこと7選
保活は説明会だけだった下の子
いろいろな条件が重なり、幸運にも入園できた下の子。
上の子のときなんかは、自営業両親の入園は絶望的。偽装離婚するしかないとまで言われていました。
しかし、例の「保育園落ちた、日本死ね」騒動があってから潮目が大きく変わり。自営業両親にも、入園通知書が届くようになったようです。
まだ完璧からはほど遠いとはいえ、ここ数年でできた保育園の数はかなりのもの。
本当にありがたいかぎりですね。
さて今回は、0歳時入園の保活について、メモを残しておきたいと思います。
題して、「0歳児入園 入園後に気づいた 保育園見学、保活で聞いておけばよかったこと7選」です。
保育園の0歳児入園を希望していた我が家。じつのところ、保活らしい保活はしていませんでした。
さきほど少し触れましたが、東京23区での自営業両親の保活は、非常にきびしい。それが偽らざる現状です。
「ご両親が家にいるなら、保育できるんじゃないですか?」
というのが1番の理由。
赤ん坊の世話しながら仕事できるんなら、ぜひとも見本を見せてほしいものですけどね。現状はこんな感じなんです。(議会に赤ちゃんが入るだけで、議論ができないと大騒ぎしてニュースになる国で何を言ってるんだか……)
自営業の知り合いなどは、保活に失敗してから約1年間、自費でベビーシッターを雇い、保育の必要性があると認定してもらってようやく入園できた、なんて話をしていました。
保活がむずかしい、東京住まいの自営業。
区内には、待機児童がまだまだたくさんいます。
そんな中で、もし入れる可能性があるとしたら、近所で開園準備中だった新規の1園。
今回は、そこの1園に絞って保活をしました。
まあ、保活といっても大したことはしていません。
なにせ、保育園自体がまだ作り途中です。
保活開始時点で、園内見学は入園通知発送後にできるようになるという話でした。
上の子が幼稚園に通っているのもあり、保育園の入園を目指すのは今回が初めて。
しかも、受からないだろうという気持ちが強かったのもあって、あまり熱を入れて活動することもせず。結局、初めての保活は、保育園の説明会で話を聞いて、必要書類を提出して終わり、というなんとも素っ気ないものでした。
こんなのうちだけかなーと思っていたんですけど、入園してからできたママ友も同じだったので、こういう人は意外と多いのかも。
その後、奇跡的に入園通知書が届き。あわてふためきながら、入園前面談を終え、大慌てで準備して入園。
入園してからはや数ヶ月。受かるとわかっていたら、もっと先に聞いておきたかったことがあったので、思い出しながらメモして、記事にまとめてみました。
1 指定の粉ミルク、哺乳瓶はあるか?
まずは、何よりもこれですね。
- 指定の粉ミルク、哺乳瓶はあるか?
- 哺乳瓶以外に、ストローやマグマグは使えるか?
入園が決定するあたりで、下の子が3ヶ月を迎え。月齢が進んだことで味覚が発達し、ものの見事にミルク拒否になってしまいました。
(赤ちゃんがミルクを飲まなくなった! 入園直前のミルク拒否・哺乳瓶拒否 克服記)
その後、入園前に克服しようといらない出費を重ねてしまったので、これだけは先に聞き出しておきたかった。
そうしたら、指定の粉ミルクと哺乳瓶に絞って特訓ができたのに……。もったいないことをしました。
0歳児入園を狙っているなら、忘れずに確認しておきたい項目です。
園で指定の粉ミルク、哺乳瓶がないようなら
- 粉ミルクは園に置いておけるのか?
- 哺乳瓶は毎日持ち帰りか? 園にストックを置いておけるのか?
- 冷凍母乳は可能か?
というところも、合わせて聞いておくといいと思います。
2 登園、降園、お休みに関係するくわしいルール、時間は?
この項目は、知っていないと勤務時間の調整ができません。必須項目と思っていいです。
よく聞かれる項目なので、保育園側もいつ聞かれてもいいように準備していますし、先生方も暗記しているようでした。
保活中に、かならず確認しておきたい箇所ですね。
- 登園は何時から可能か?
- 降園は何時までが通常料金で、何時からが延長料金になるか?
- 最大保育可能時間は何時までか?
- 降園時のお迎え担当は、事前連絡がいるか? 変更の場合のルールは?
- 登降園のお迎えは登録制か? 何人までお迎え登録ができるか?
- 早退の条件は?
- 緊急警報が発令された場合のお迎え条件は?
- お休みの連絡はメール、アプリ、電話のどれか? 時間は何時から受け付けてくれるか?
3 登園禁止に関連する詳しい内容は?
入園1年目は、風邪、感染症が移りやすいです。これはもはや洗礼のようなもの。
確実に何らかの病気はもらって帰ってくるので、忘れずに確認しておきたい項目です。
ちなみに下の子は、入園3ヶ月で、すでに手足口病とRSウイルスをもらって帰ってきています。
- 登園禁止となる感染症はどれか?
- 登園開始時に必要な書類はあるか?
4 保育スケジュール提出日。保育の延長、休日保育は可能か?
保育園では、来月の登園スケジュールを提出するところがほとんどかと思います。
勤務スケジュールも大事ですが。0歳児には区の健診も、予防注射もあります。
有休にもかぎりがありますし。登園日程について、夫婦間でスケジュール調整が必要になってきます。
そのため、忘れずに確認しておきたい項目です。
また園によっては、土曜日に預けるために、勤務先から発行された証明書の提出を求められるところもあるそう。
こちらも合わせて確認しておきましょう
- 来月のスケジュールは、毎月何日までに提出するのか?
- 延長保育を利用するには、どうしたらいいか?
- 土日、祝日の保育は可能か?
5 ベビーカー置き場、自転車置場はあるか? 抱っこ紐はおいていけるか?
これは大事です。
とくに忘れがちなのが抱っこ紐。ベビーカーや自転車置場は外から見れますが、抱っこ紐だけは園に聞かないとわかりません。
抱っこ紐を持ち歩くと、結構な荷物になります。通園してみて、抱っこ紐を置いていけるかどうかは、かなり大事な項目でした。
また、子供の雨具もチェックしておきましょう。スペースが無い園だと、子どもの雨具はお持ち帰り、なんてこともあるそうです。
- ベビーカー置き場、自転車置場はあるか?
- ベビーカーや自転車を、園に置いていけるか?
- 抱っこ紐を入れられる棚はあるか?
- 子供の雨具(カサ、レインコート)を置いておくスペースはあるか?
6 離乳食用の食材チェックリストは?
0才児にとって、とても大事な項目です。
食材チェックリストを事前にもらえたら、記載されている食材を優先して離乳食を進めていけるので、すごく便利でした。
確認したら、上の子のとき、7、8ヶ月以降にためすことになっていた卵(卵黄、卵白)が、現在は5、6ヶ月になっていたりしました。
育児の常識は、数年単位でころころ変わりますので、油断せず確認しておきましょう。
- 離乳食用の食材チェックリストはあるか?
- 事前にもらうことは可能か?
7 入園時に用意するものは? 保育園での購入は?
お昼寝が必要な年齢は、まちがいなくお布団の用意がもとめられます。
園によってお布団セットだったり。コット用カバーとバスタオルのセットだったりと、内容もバラバラです。
どれが必要かあらかじめ知っていれば、人からもらえたり、安いときに買えたりするので、何を用意すべきかは知っておくといいですね。
ちなみにコットってこういうもの
うちの園は、コットを使っています。自分で所定の大きさのコット用カバーを作る、もしくはminne(ミンネ)で買えるというアナウンスがされていました。実際、minneで「コットカバー」を検索すると、いくつか候補が出てきます。
自作したくない人は、あらかじめサイズを確認しておいて、購入候補を探しておくといいかもしれません。
余談ですが、上の子の幼稚園入園準備のとき。3月時点のAmazonで、手提げバッグが品切れだらけになっていました。
とくに、子どもに人気のキャラ物系、乗り物系がひどかったです。
入園が決まったら、できるだけ早めに買っておいた方がいいかと思います。
- 入園時に用意するアイテムは何か?
- アイテムは、保育園で購入が可能か?
終わりに
入園前に聞いておきたかったことは、この7つです。
入園してからでも間に合うことも多いです。入園前に確認必須なのは、登降園の時間とルールについてや、土日祝日の保育が可能かどうかくらいでしょうか?
あとは、確認しなくてもどうにかなります。
しかし、知っておいた方が断然楽だったと思います。保活中のみなさんの参考になれば幸いです。
本当はこれが一番早かったかも? ミルク拒否克服 逆算正解ルート
ミルク拒否の原因は?
ミルク拒否についての記事は、ネット探せばたくさん出てきます。
しかし、言っていることはだいたい同じです。
リストにまとめるとこんな感じ。
- 症状の名前は「乳頭混乱」
- 赤ちゃんには好き嫌いがある
- 好き嫌いが出てくるのは生後2〜3ヶ月
- 哺乳瓶の乳首(ニップル)、ミルクの種類、温度、濃度などで好みがわかれる
- 赤ちゃんの好みを見つけてあげよう(ダメなら母乳でもいいんじゃない?)
一番大事な項目が、リストの4番目。
哺乳瓶の乳首、ミルクの味、温度、濃度などで好みが分かれるです。
「そうか、赤ちゃんにも好みがあるのか。じゃあ好みを見つけるために片っ端からためしてみよう!」と考えがちです。(わたしもそうでした)
でも、ちょっと待ってください。
哺乳瓶の乳首、ミルクの種類、温度、濃度の各項目をひと通り試すと、どれくらいの数になりますか?
乳首もミルクも、けっこうな数が発売されています。
温度(温かめ、普通、冷ましめ)、濃度(濃いめ、普通、薄め)だけでも、組み合わせれば9パターンあります。
ミルク拒否がはじまってすぐ、「こうなったら全部ためしてやる!!」といきおいこんで作った対応表があります。
本気で全種類ためそうと思って、よく知られている哺乳瓶の乳首、国産ミルクでざっくりとまとめたんですね。
それがこちら。
どうでしょうか? 全部ためせそうでしょうか?
ちなみに、これ全部で378項目あります。
そのうえ、乳首の種類はあるていど省略してあるので、やろうと思えばまだ数が増えます。
ムリです。もう絶対ムリ。
この表を作ったとき、さすがに悟りました。すべての要素をためすなんて無謀だ、と。
それならどうするのか?
なによりも、保育園で使用しているミルクに慣れることを目標にするのが優先です。(じつは、保育園に指定ミルクがあるのを知らず、ムダに遠回りしてしました)
園で指定がある場合は、ミルクの種類を確認してから濃度、温度、乳首を変えていくのがベター。
また、冷凍母乳OKな場合は、母乳も追加してためしてみましょう。
この記事は、ミルク拒否を克服したいま考えれば、これが最短ルートだったなと思える内容を「本当はこれが一番早かったかも? ミルク拒否克服 逆算正解ルート」としてまとめたものです。
計画もなく、手当たり次第に試してしまい、ムダな時間ロスと出費を重ねたわたしの反省をもとに作りました。
ミルク拒否に悩んだ一人として、この記事がいま困っている人の助けになればとてもうれしいです。
- 逆算正解ルート0 ミルクをあげる人、場所、タイミングを変える
- 逆算正解ルート1 ミルクの味を、スプーンで味見させる
- 逆算正解ルート2 ミルクの濃度を変える
- 逆算正解ルート3 ミルクの種類を変える
- 逆算正解ルート4 哺乳瓶の乳首を変える
- 逆算正解ルート5 コップ、ストロー、スパウトを試してみる
- 逆算正解ルート6 離乳食をすすめる
※この記事は、赤ちゃんがミルクを飲まなくなった! 入園直前のミルク拒否・哺乳瓶拒否 克服記 の続きです。
逆算正解ルート0 ミルクをあげる人、場所、タイミングを変える
何かを買いそろえる前に、まずはミルクをあげる人を変えます。
可能ならば、ミルクをあげるときは家以外の場所であげてもらいましょう。
うまくいけば、これだけで解決してしまうこともあります。
ちなみに、これは20年のキャリアがあるベビーシッターさんにアドバイスされた方法です。
ママがミルクをあげようとしても、赤ちゃんは「そこにおっぱいがある」ということを理解していますから、ガンとして飲まず。
また、ママがいなくなっても「家にいれば、いつかママが帰ってくる」と考え、飲まずに我慢してしまうこともあるとか。
そこで、ミルクをあげる人に外出してもらい、家以外の場所でミルクを飲むかどうかをテストしてみます。
それでも飲まない場合は、寝入り、寝起きなどの、ちょっとむにゃむにゃしているタイミングであげてみてください。普段なら絶対に飲まないミルクでも、寝ぼけているときなら飲んでくれることがあります。
これらの方法で飲まなければ、本当にいまのミルクの味が合っているかを確認していきます。
このあとの項目をためしていくなかで「条件は合っていそうなのに、いまいち飲みが悪い」というときは、うまくいきそうな条件のまま、ミルクをあげる人、場所、タイミングを変えてみてください。
逆算正解ルート1 ミルクの味を、スプーンで味見させる
逆転正解ルート0がダメだったら、今度は赤ちゃんの好みを探っていきます。
まずは、ミルクの味が本当に大丈夫なのかを確かめます。最初にすることは、手持ちのミルクを、スプーンで味見させるです。
ミルク拒否がはじまってしまうと、哺乳瓶を見ただけでイヤイヤ泣いてしまう場合があります。(下の子はこれでした)
この状態では、哺乳瓶の乳首が合っていないのか、それともミルクの味、温度、濃度がダメなのかがわかりません。すでに拒否がはじまっているなら、スプーンで味見をさせるのがベストです。
説明書どおりにといたミルクを、スプーンですくって赤ちゃんの口にそそいでみます。
スプーンがむずかしいなら、おくすりスポイトを使ってみてください。スポイトを使うときは、ほっぺの裏側にそそぐと飲んでくれやすいです。
哺乳瓶でミルクをとかすと楽
ミルクが口に入ったときにイヤそうな顔をしたり。
顔をそむけたり。のけぞってイヤがったり。
舌を使って、口から出そうとしたり。
そんな状態なら、味がダメな可能性が大。ミルクの濃度を変える。もしくは種類を変える必要があります。
→逆算正解ルート2 ミルクの濃度を変えるへ進んでください。
ミルクが口に入っても素直に飲むようなら、乳首か温度が好みに合っていない可能性が高いです。この場合は、ミルクはそのままでも大丈夫かと思います。
まずは温度を変えて飲むかを確認して、温度じゃないなとわかったら、つぎに哺乳瓶の乳首を変えていきます。
下の子の場合、ミルクのなかでも甘いと評判のほほえみを口に入れたら、露骨に顔をしかめ「オエッ」とえづきました。最終的に薄味好みとわかったので、この反応はいま思えば納得です。
そういえば、ロタの予防接種のときも、舌を器用に動かしてシロップを押し出していました。子どもは甘いものが好きと思い込んでいたので、ちょっとビックリしましたね。
逆算正解ルート2 ミルクの濃度を変える
ミルクの味がダメなようなら、つぎに試すのはミルクの濃度です。
うすめなら、40ml用の粉に45〜50mlのお湯。
濃いめなら、40ml用の粉に30〜35mlのお湯。
少しずつ変えて、ためしてみてください。
この2パターンのうち、あまりイヤがらなかったものがあれば、哺乳瓶にセットして飲ませてみましょう。
そのとき、人肌よりすこし温かいものから飲ませ。
飲みが悪いなら人肌。
それでも飲みが悪いなら、やや冷めるまで待ってチャレンジすると楽でした。
この方法なら、温かめ、普通、冷ましめと3項目の温度チェックができます。
味がダメ、濃度と温度の各3パターンともダメなら、使用しているミルクそのものがダメな可能性が高いので、今度はミルクの種類を変えてみます。
味も濃度も大丈夫なのに飲めないなら、哺乳瓶の乳首を変えていきます。
→逆算正解ルート4 哺乳瓶の乳首を変えるへ進んでください。
逆算正解ルート3 ミルクの種類を変える
どうやらミルクの味が合っていないとわかったら、ミルクの種類を変えていきます。
対応表でも記載しましたが、記事を書いている現時点(2019年9月)で発売中の国産粉ミルクはこの7種類です。
- ほほえみ
- E赤ちゃん
- はぐくみ
- ぴゅあ
- すこやかM1
- はいはい
- バランスミルク
「あれ、お店でほかにも種類を見かけたけど」と思いましたか?
この7種類以外で見かけたミルクがあれば、新製品かアレルギー対応ミルク、もしくはフォローアップミルクです。フォローアップミルクは離乳食で不足する栄養を補うためのものなので、9ヶ月〜などと記載されています。選ぶときには注意してください。
粉ミルクのなかでも、一番甘いと言われているのがほほえみ。
味が母乳に近いと言われているのがはいはいとバランスミルク。
はいはいは、国内で最初に発売された粉ミルクです。また、バランスミルクは、国内初の液体ミルクを発売したことで有名ですね。
「粉ミルク 味見」で検索すると、実際に飲んだ人が各粉ミルクの味を解説している記事が出てきます。何を選んでいいかわからないときは参考にしてみるのもいいかと思います。
新しいミルクをためすとき、缶を買うとムダになります。
できるだけ、スティックかキューブ、液体ミルクなどの小分けにされているものか、試供品などで試していきます。
とくにこだわりがなければ、メルカリで集めると楽です。複数種類まとめて売られていたり、交渉しだいでは本数を減らしてもらえます。
新しいミルクをためす場合も、まずはスプーンで味見させます。
いろいろと味見をさせ、「これは」と思う反応があれば、逆算正解ルート2へ戻って濃度をチェックしてください。
粉ミルクを変えた結果、イヤがらないミルクを発見し、スプーンでなら飲み込んでくれるのに、どうしても哺乳瓶では飲まない場合。今度は哺乳瓶の乳首を変えていきます。
もし、全部の粉ミルクを濃度や温度を変えても吐き出してしまう場合は、離乳食を進めたほうが早いかもしれません。
逆算正解ルート4 哺乳瓶の乳首を変える
ミルクには問題がない。もしくは、ミルクの条件がわかってきたのに、いまいちぐびぐび飲まないなら哺乳瓶の乳首(ニップル)を変えていきます。
しかし、これがけっこうたいへんです。
乳首にはメーカーが複数あるうえ、同じメーカーのなかでも、いくつかのブランドがあったりいたり、月齢によるサイズ変更まであり。さらには、ブランドによっては同メーカーでも乳首と瓶の互換性がなく。乳首だけをためしたいのに、セットで買わないといけなかったりします。(しかも、けっこういいお値段)
手当たり次第に手を出すと、お金がどんどん飛んでいきます。ある程度、あたりと区切りをつけて試していきましょう。
乳首を買いかえる前に、とりあえず試してみたいのが乳首を煮込むことです。
乳首を鍋でコトコト煮込むと、感触がやわらかくなり口当たりが変わります。煮沸消毒できる乳首であれば煮込むことができます。
しかし、柔らかくなるということは良くも悪くも劣化するということ。飲むかどうかわからない段階なら、捨ててもいいやと思えるサイズアウト(しそうな)乳首を使うことをおすすめします。
どれくらい煮込むといいか、という正確な情報はなかったので、ためしに30分ほどコトコト煮込んでみました。こんな感じに白く変色し、さわった感じも柔らかくなります。
左が煮込む前 右が30分煮込んだ後
煮込んだ乳首でも飲まなかった場合は、乳首の種類を変えてみます。
乳首にはさまざまな種類があります。比較的有名なものがこちらの8種類。
- 母乳実感(ピジョン)
- 母乳相談室(ピジョン)
- プレミアムチョイス(NUK)
- ネイチャーセンス(NUK)
- スタンダード(NUK)
- テテオ(コンビ)
- 赤ちゃん思い(ビーンスターク)
- チュチュベビー(ChuChu)
まだまだありますが、よく聞くものはだいたいここらへんでしょう。
このなかから、合う乳首を探していくわけですが、まだ持っていないなら母乳実感か母乳相談室の乳首と瓶のセットがおすすめです。
母乳実感は評判がいいのと、比較的売られている場所が多いので入手しやすいんです。そして母乳実感を買っておけば、同じピジョン製の母乳相談室の乳首もセットできます。
母乳相談室は、新生児がミルクから母乳に移行するための乳首なので、感触や形が本物に近いと言われています。
ただその特性上、サイズは最小のssしか用意されていません。しかも店頭ではほとんど売っていない状態です。(結局、Amazonで入手しました)
数年前、上の子がミルク拒否をしたときに母乳相談室を使い、見事に飲んでくれたので個人的には信頼度が高いです。
新生児用でしたが、その後、11ヶ月くらいまでちょくちょく活躍しました。量を飲むのが難しそうでしたけど、飲まないよりはマシだったので、ずっと使用していましたね。
もし母乳実感と母乳相談室がダメで、まだ試していないならNUK(ヌーク)のプレミアムチョイスがいいかなと思います。
なぜなら、このNUKのプレミアムチョイスは、メーカーが違うのに母乳実感や母乳相談室の瓶にセットができるんです!
やった! これなら乳首だけ買えばいける!!
瓶もセットだと高いですし、何本もあると場所も取ります。正直な話、瓶自体には容量くらいしか大きな差がないので、乳首だけですむならその方がいいです。
左から母乳実感、母乳相談室、プレミアムチョイス
取り付け部分はピジョンのもの。こんな感じにセットできます
哺乳瓶の乳首は、発売されている数も多いうえ値段がお高めです。
全部をためすと大変なので、自分で「ここまで!」という限界ラインを決めた方がいいかなと思います。
ある程度の数をためしても、まったく飲んでくれないなら、ほかの方法で飲ませることを考えます。
→逆算正解ルート5 コップ、ストロー、スパウトを試してみるへ。
逆算正解ルート5 コップ、ストロー、スパウトを試してみる
もう哺乳瓶(というか乳首)がダメということがわかったら、いっそ哺乳瓶をやめてしまいましょう。
どうせあと数ヶ月したら卒業します。ムリなものはムリとあきらめて、ほかの方法を試していきます。
赤ちゃんに飲み物を飲ませる方法は、哺乳瓶以外にもコップ、ストロー、スパウトがあります。
まず、ためすとしたらコップです。
家にあるものですし、成長すればいずれコップから飲むことになります。さらに、災害時にミルクを飲ませる方法として推奨されていますので、コップで飲めたらいざというとき安心です。
ほかにもストローやスパウトがあります。
ただ、これらをためす前に、まずは保育園で使用できるか確認しておいた方がいいです。ストロー禁止の園やスパウト禁止の園があったりします。保育園での使用ができるようなら、こちらも順番にためしていきます。
スパウトはセットして飲ませるだけですが、ストローはちょっとした練習がいります。
一般的な練習方法として、紙パックの飲料を買ってきて、横を押して飲ませるというものがあります。
最初はこの方法を試してみたんですが、下の子は紙パックで売っている麦茶やイオン水の味がダメで、まったく練習にならず……。
結局、フタの一部を押すと、中身がストローにあがってくるタイプのコップを買って、白湯を入れてお風呂で練習しました。お風呂ならいくらこぼしてもいいので、ちょうどいい練習場所でしたね。
購入したのはリッチェル コップでマグ ストロータイプ
フタにある「PUSH」を押すと中身があがってくる
ストローで飲める前に、ミルク拒否を克服したので保育園で使用しませんでしたが、ストローも3週間くらいで飲めるようになりました。
練習には、それなりに時間がかかります。
時間がかかるものは根気が必要になります。けれど、あまり思いつめるのもよくないので、休み休み「今日、飲んでくれたらラッキーだな」くらいの気持ちでやっていきましょう。
逆算正解ルート6 離乳食をすすめる
ミルクがどうしても飲めない。味がどうしても合わない場合は、離乳食をすすめて味の幅を広げたり、変化になれさせた方が早いかもしれません。
5ヶ月を越すという条件はあるものの、さまざまな味に慣れてくれれば、ミルクが飲めるようになることもあります。
離乳食でさまざまな味を試していくうちに、「この食材、どうしても嫌がるな」「こっちの味が好きみたい」というのがわかってきます。それもミルクの味や濃度のヒントになります。
下の子の場合、おかゆは大好きなのに、甘い味のにんじん、さつまいも、かぼちゃが苦手でした。
味の好き嫌いがわかったおかげで、「あれ、もしかして甘いの苦手?」という発見をして、そこから最適なミルク濃度(うすめ)がわかりました。
もし、何か気づいたことがあれば、ミルクの味を調整する逆算正解ルート2、逆算正解ルート3にもどってみてください。
また、ミルクが飲めない子でも、離乳食さえ食べられるなら保育時間が伸びることがあります。
もちろん、担任の先生との相談は必要です。でも「離乳食が食べられるなら大丈夫です」と言ってもらえることは少なくないようです。
下の子も、ミルクは全然飲めない状態でしたが、離乳食が食べられるようになったら、当初希望していた時間まで預かってもらえるようになりました。
ミルクは、ご飯が食べられるようになれば離れるもの。ご飯が食べられていて、ちゃんと水分を摂取できるのなら、とくに大きな問題はないのかもしれません。
おわりに
なるべく簡潔にと思っていたのに、かなり長くなってしまった逆算正解ルートですが、悩めるみなさんのお役に立てるならうれしいです。
赤ちゃんがミルクを飲まなくなった! 入園直前のミルク拒否・哺乳瓶拒否 克服記
保育園に入園直前。突然ミルクを飲まなくなった
※ うちの子の場合は、ミルク拒否と哺乳瓶拒否の合併型でした。
表記として長いので記事中では、すべてミルク拒否と記載してあります。
ミルク拒否がはじまったのは、保育園の入園許可通知が届く1ヶ月前のことでした。
新生児のときは母乳でもミルクでもぐびぐび飲んでいたのに、あるときを境に、いっさい口にしなくなってしまったんです。
このままだと、保育園に入れないんじゃないか……。いまから考えれば、そんなことはあり得ないとわかるのですが、初めての保育園ということもあいまって、すごく不安に思っていました。
ミルク拒否児でも保育園に行ける?
結論からいうと、ミルク拒否児でも保育園に入れました。(当然なんですけどね。当時は本当に心配していたんです)
そして担任の先生方のご協力もあり、入園して3週間でミルク拒否が治り。いまでは完全に克服しています。
ミルク拒否がはじまった当初は、何がいけないのかサッパリわからず、原因を探し求めてネット検索ばかりしていました。
入園許可通知が届いてからは、さらに必死になり。まさにワラをもつかむ思いで情報を求めました。
周囲にミルク拒否経験者がいないと、頼りになるのはネットだけ
拒否がはじまってすぐ、周囲にいるママたちに相談してみましたが、ミルク拒否を治した人どころか、ミルク拒否になった人があまりいませんでした。
やっと見つけ出した経験者も、全然飲まないからあきらめて母乳にした人ばかり。
まわりに相談できなければ、ネットで経験談を探すしかありません。
育児界隈にある、スープを薄めたような量産記事にうんざりしつつ。どうにか見つけ出した「これはいけるかも?」という方法をかたっぱしから試し。それでダメなら質問サイトを読みあさって情報をあつめました。
情報をあつめていくなかで、「ミルク飲まないので困っています。何か方法はありませんか?」という質問に対する「母乳じゃダメなんですか?」という回答に何度出会ったことか。
そんな回答に出会うたび
「母乳じゃダメだから知りたいねん!!!!」
と、つっこまずにはいられませんでした。
入園直前までねばったけれど、ミルク拒否治らず……
あのミルクがいいと書かれていればAmazonでポチり。
その乳首がいいと書かれていればメルカリでポチり。
あれこれ試してみたのに、いっさい飲まないまま時間ばかりが過ぎていき……あの時期は、心底しんどかったです。
できるなら、うちの子にぴったり当てはまる方法だけ、ピンポイントで知りたい! と願っても、答えはその子の中にしかありません。赤ちゃんはひとりひとり違うので当然です。
ちなみに、今回ミルク拒否になったのは下の子でした。上の子は、やや母乳の方が好きな傾向はあったものの、お気に入りのニップル(哺乳瓶用の乳首のこと)をセットしてあげれば、ぐびぐび飲んでくれる子でした。
血がつながっていても好みには違いがありますから、ミルク拒否は、育て方やミルクのあげ方などのテクニックの問題ではなく、完全に個体差の問題なんだと思います。
ミルク拒否のまま保育園入園。そして克服……!
結局、目標としていた保育園入園までには克服することができなかったので、そのまま保育園に入園し、「ならし保育期間中に、がんばって飲めるようにしていきましょう」ということになりました。
保育園に入園してから先生たちを巻き込むこと3週間。ついに、ミルクを飲む条件を発見。ミルク拒否を完全に克服しました!
- ミルク:はいはい(和光堂)
- ミルク濃度:うすめ(40ml分の粉末に対し、50mlのお湯)
- ミルク温度:適温〜やや冷め気味
- 乳首:母乳実感M(ピジョン)
- 克服のきっかけ:離乳食の開始による、最適なミルク濃度の発見。
ご紹介しておいてなんですが、これはあくまでもうちの子が克服できた方法です。
繰り返しになりますが、ほかの赤ちゃんでうまくいった方法も、目の前のわが子に、ぴったり当てはまるとはかぎりません。
でも、いろいろとトライをしてみて、ミルク拒否克服にあたってのコツが少しわかってきたので、試行錯誤していたときの気持ちが冷めないうちに整理して、まとめておこうかと思います。
ミルク拒否がはじまり、苦戦している方は、ためしに読んでみてください。
本当はこれが一番早かったかも? ミルク拒否克服 逆算正解ルート
- 逆算正解ルート0 ミルクをあげる人、場所、タイミングを変える
- 逆算正解ルート1 ミルクの味を、スプーンで味見させる
- 逆算正解ルート2 ミルクの濃度を変える
- 逆算正解ルート3 ミルクの種類を変える
- 逆算正解ルート4 哺乳瓶の乳首を変える
- 逆算正解ルート5 コップ、ストロー、スパウトを試してみる
- 逆算正解ルート6 離乳食をすすめる